Columbia / コロンビア

1983年オレゴンから始まりまったColumbia。

ドイツで縫製工場を営んでいた創始者のポール・ラムフロムが、アメリカの帽子問屋の権利を買い取り、コロンビア川の近くのオフィスでコロンビアハットカンパニーを始めたのが現在のコロンビアの起源。

1960年に事業の拡大を目的にオリジナル製品の自社生産を開始し、その後スキーグローブを製造するコロンビアマニファクチャリングカンパニーと合併し、社名をコロンビアスポーツウェアカンパニとしました。

コロンビアの代表的な商品である「マルチポケットフィッシングベスト」がヒットし、ビジネスがようやく軌道に乗り始めた時期に、創始者であるポール・ラルフロムが逝去し、事業を引き継いだ現在の会長であるガート・ボイルの夫も相次いで急逝し、多額の借金を抱えることに。

ここで立ち上がったのが、幼いころから家業を手伝っていた現在の会長、ガート・ボイルでした。 彼女はまだ学生だった息子と一緒にコロンビアの再建を目指す決意をしました。

コロンビアは独自のオリジナル製品で快進撃を始めます。

1982年に登場した、アウタージャケットとインナージャケットをが着脱でき、気候に合わせて3ウェイの着こなしができるという、コロンビア独自の機能「インターチェンジシステム」を搭載した”バガブーパーカー”は、1993年に全米で100万枚の売上げを誇る大ヒットとなり、コロンビアはアウトドアブランドとしての、確固たる地位を築きました。

また肩に施される立体的な裁断方法で、アウトドアシーンでのどの動きにも邪魔をしない運動性をもっている「ラジアルスリーブ」が搭載されているマウンテンパーカーは現在も多大な人気を維持しています。

他にも独自で開発した素材である「オムニテック」は、高レベルの防水性と透湿性を持ち、トレッキングシューズや登山靴、ジャケットやポンチョに多用されています。

これらの技術はすべて、コロンビアのデザイナーが実際にアウトドアの現場で体感したり、お客様からの声を集めて開発したものばかりです。

コロンビアが誇るテクノロジーは、使う人の立場に立ったモノづくりがベースとなっています。