Denim Tote Bag
ブランド初期に製作されたデニムトートバッグがデッドストックコンディションで入荷しました。
カリフォルニアで生地の裁断や縫製を行った後、細かな修正・デザイン・パターンメイキングはブルックリンで行う、昨今では珍しい全工程をアメリカ国内で仕上げる当時のこだわりが垣間見えます。
使用されているデニム生地は、ノースカロライナ州のデニムメーカーであるConeMills(コーンミルズ)社のWhite Oak(ホワイトオーク)工場製14.75ozのセルヴィッジデニム。
ホワイトオーク工場は2017年を最後に閉鎖してしまい、幻の存在となったこのデニムは、マニア垂涎のコレクターズアイテムとして年々価値を上げています。
「コーンデニム」と呼ばれるコーンミルズ社のデニムは、ホワイトオーク工場で1940年から現役で稼働していたアメリカンドラッパーというシャトル織り機を使い、熟練の職人によって織られていました。
ハンドル部分は経年変化を楽しめる厚手で丈夫なヌメ革を採用しており、長年の使用を重ねることで素晴らしい変貌を遂げるでしょう。
フロントのブランドロゴがエンボス加工されたレザーパッチや内側のセルヴィッチ(赤耳)使い、ハンドル部分の補強用の剥き出しリベットなど、各所見どころが満載な製作当初から時代が進んだ現代のシーンにおいても決して色褪せることがない逸品です。
MATERIALS
コットン100%
SIZE
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高さ(ハンドル含まない) |
横幅 |
マチ |
ハンドル全長 |
ONE SIZE |
約45cm |
約45cm |
約13cm |
約25cm |
SIZE CHART
Loren “BLKSMTH” / ローレン ”ブラックスミス”
Designer:Loren Cronk
NYブルックリン地区グリーンポイントに自身の名を冠したショップ兼工房「Loren」を構え、デニムジーンズのリペアを行う傍、Made In USAのアメリカ製デニムを使った様々な商品作りを行なっているブランド。
デザイナーのローレン・クロンクは、若くしてLEVI'SやRALPH LAURENといったデニムジーンズを代表する大手ブランドでデニム・デザイナーとして活躍した経歴を持ちますが、それまでに服飾の専門教育を受けて育ってきたわけではありません。
90年代初頭、ユタ州ソルトレイクでスノーボードウェアを立ち上げていたローレンは、独学でアパレルデザインやビジネスを手がける・我が道をいくタイプのデザイナーを探していた当時のリーバイスの目に止まり、そのまま引き抜かれる形でデザイナー部門に入社。
5年・10年と年月を重ねるほどに深まるデニムの魅力の奥深さを知ったローレンは、その後ラルフローレンのデザイナーチームに抜擢されたことをきっかけにニューヨーク、ブルックリンへと移住。
ジーンズ生産・デザインを長く担当し、人生の半分以上の時間をデニムに携わり過ごした経験からオリジナルデニムの製作、そしてデニムリペア業にも力を入れはじめ、2011年に「Loren」をブルックリンに開店。デザインからパターンメイキング、一部の商品の製造までをローレンと地元ブルックリン在住の4人の職人で行なっています。
"BLKSMTH"はローレンが手がけるデニムブランド「Loren」から派生したオリジナルレーベル。
ブランド名の”BLKSMTH”(ブラック・スミス)は、ローレンの祖父であるWillium Cronk氏がブラックスミス(鍛冶屋)だったことに由来し、ジーンズのディティールは本物の鍛冶屋が着用していた作業着(ワークウェアとしてのデニムジーンズ本来の姿)からインスパイアされています。
クラシックでありながらどこか都会的なシルエット、ヴィンテージスタイルと現代NYの洗練されたスタイルをミックスさせたBLKSMTH。デニムと共に生きるローレンの確かな技術とセンスは、地元ブルックリンからNY、アメリカから世界中へと多くの人々を魅了しています。
Loren インスタグラム
Designer:Loren Cronk インスタグラム